ちょっと扇情的なタイトルにしてみたが、
appleが面白いことをしていた。
Apple、喫煙者のMac修理を拒否 「受動喫煙リスク」理由に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/26/news027.html
タバコを良く吸う人がPCやディスクを再生する機器を
分解したことがあればわかると思うが、
一番わかりやすいのは光学メディアの読み込みレンズだ。
レンズがタバコのヤニで汚れて、ディスクが読めなくなる。
特にPCだと、放熱のために機器に外部の空気を取り込むのが
一般的なので、いかにレンズ部分に
風が入らないようにするかという設計が求められる。
タバコの煙に含まれる粒子は空気中に漂う花粉やホコリに比べ、
非常に小さい。
http://www.compoclub.com/products/knowledge/aircleaner/1-2.html#2
そのため、わずかな風量でも粒子が入り込むリスクがある。
CDRドライブとかを分解すると
筐体の隙間に空気の入り込む隙間を塞ぐテープや、
ディスクスロットにクッションを張っている機器が
ほとんどだということに気づくだろう。
ホコリであればレンズに付着しても
クリーナーディスクによって飛ばすことができる可能性が高いし、
また構造的な工夫で入り込みを防ぐことが出来ることが多いのに対し
タバコの煙はこういったコストアップにつながる対策が必要であることが多いと
推測できる。
appleが修理を拒否したことが、
タバコの煙対策を行わないコストダウンしたPCを発売した、
という話には短絡的には結びつかないが、
タバコ対策ゼロにすれば確実に世の中のありとあらゆるディスクメディアを
読み込む製品、つまりPC、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、
DVDレコーダー、ブルーレイレコーダー、ゲーム機、ブラブラブラ、は安くなるだろう。
もちろん、効果額は数円~高くて数百円だろうし、
タバコは世の中から無くならない。
そして、
こんなことよりもタバコが無くなったら影響する事象は計り知れないくらいある。