javari.jp amazonの靴・バッグ専門サイトに見る戦略

amazonがjavariという靴とハンドバッグに
特化したサイトをオープンしたニュースは
少し前に出ていたが、それよりも前に本国ではendless.comという全く
同じコンセプトのショッピングサイトを07年時点でオープンさせていた。
これが成功しての日本サイトオープンであることに触れられている記事は
今のところ見ていない。探せばあるかも知れない。

サイトのコンセプトは即日配送、配送料無料、返品無料。
そして見るとわかるのだが、商品の細かい部分が比較的、
物によってはかなり細かく閲覧可能だ。

そして今回このサイトがamazon.co.jpのアフィリエイトアカウントで
アフィリエイト可能になった。
これによって被リンクも大幅に増え、同時にアクセスもかなり上昇するだろう。

amazonとは別ブランドでこのようなサイトを起こした理由は
amazonと比較してさらなる商品群間の相関システムや、
データ量の大きな細かい商品情報の取り扱いを
amazonのシステムに組み込むのが難しかったからではないかと思われる。

特に質感やディテールが求められる靴とバッグで別サイトとして実験的に
行い、これが成功すればamazon本体へのシステムフィードバックということも
確実に考えられる。

サイトを見ていて思ったのは、ショッピングサイトBEYESにおける購買行動だ。

BEYESは実店舗を表参道ヒルズに持ち、単価の高いファッションアイテムを
扱っているがwebで商品のディテールがかなり見られるため、
web上でも買ってしまう。

単価の高いアイテムであればあるほど、消費者としては間違えたくない故に
ディテールがあると買い物に安心感が生まれる。

BEYESはjavariよりもディテールという意味ではかなり細かく見られる。
しかしjavariはセラーがupした商品の写真を自動で拡大する機能を
追加しているような動作をしているのに対し、
BEYESはきちんと商品の写真をスタジオで撮った上で動作も決めている感覚だ。
かかるコストは比較にならなそうだが、当然BEYESのプレミア感は高い。
間を狙っている気はする。
こうしたことを考えての別サイトではないか、と思う。

TechCrunch
Amazon.com、独立サイトEndless.comをローンチ

Amazonアソシエイト公式ブログ
靴とバッグ専門オンラインショップ「Javari.jp」が紹介料の対象に!