sacramento deep dish

音楽から想像するシーンは
意味が読み取れない英単語が助長して
それを燃料にして助走して中に浮かぶ。

プロモーションビデオから入る音楽って
想像力が固定されてしまう気がするけど
もちろん良さもある。
想像を超えた創造に出会える。

サクラメントという曲を初めて聴いたとき
僕はサクラメントというどこかで聞いたことのある単語が
カナダかどこかの都市であると思った。
トロント、とか。類義語。

しかし針葉樹に囲まれたメープルシロップ的な
森を抜ける道路、しかも漠然としたそういったカナダイメージと
曲が全く合わない。

腕を失う
ただの男だぜ
わかっちゃいない

losing hand
just a man
don’t understand

切れ切れに聞こえる単語を脳内日本語変換するが
その曲がクールであることしかイメージにならない。
映像化されない。

歌詞を検索していたら
プロモーションビデオが作成されていた。

10年ほど前日本語というかカタカナが妙に
UKテクノシーンで流行っていた時期があった
その名残がDeep DishのPVに残っている
sacramentoには特にない。

youtubeの誰かのコメント
Cool song i love the video
まったく同感だ。

だけどdeep dishの持つ独特のたそがれ感は
このPVでは表現しきれなかったんだろうな、とも思う。