then it fell apart やれやれ

このところ夢をよく見る。
大抵は良くない夢だ。

2週間ほど前に見た夢はかなり鮮やかで、
今も覚えている。そう言う事ってあまり無い。

僕は双発のプロペラを積んだかなり小型の飛行機に乗っていて
眼下には着陸すべき場所が広がっている。
海に囲まれた島なのだが滑走路が見つからない。l

島だったのか、大陸の一部だったのか海面が上昇しており
所々に土地が残って湿地帯のようにも見える。
隣にはやはり同じタイプの飛行機が飛んでおり、
それはエミクロくんが操縦している。

僕自身もそう言えば飛行機を操縦している事に気づく。
しかし操縦している割には眼下の景色が
綺麗に見えすぎている。
旋回することなく、ただ飛んでいるのに見える
夢らしい矛盾はここではあっさりと無視される。

燃料が少なくなっているのが分かっているのだが
着陸できそうな場所はない
道路も海で分断され、十分な距離を持った土地がない。

海面に着陸するしか無い事が本能で分かり、
僕はエミクロくんの手を繋いで着陸態勢に入る
お互い双発の飛行機を操縦しているのだが
手を繋げる事への疑問点はこのときも無い。
ただ後で思い返して不思議だ、と思うだけだ。

旋回して海面に着陸すると、
すこし高さのある護岸から人々が僕らを引っ張り上げてくれる
その瞬間飛行機は水を吸って、小さなスーツケースのような
大きさに、材質はビニールのようになって
水を吹き出しながら沈む。

そこで夢は終わる。

また別の夢だ。

これ以上詰まりませんよ!
僕は部品と部品の隙間について叫ぶ。
設計値は間違っていない。
しかしそこは実物を見て
さらに調節可能だという事も知っている。
現実とリンクしている。

問題は、どちらも正しい中で
したはずの選択に自分自身が
迷っている事の現れなのだろう。

夢の中で現れた人物は僕に突っ込んでくるが
僕は譲れないと思う。

しかし夢の中なのだから
突っ込みを入れた人物も僕自身であり、
譲れないと思った人物も僕自身である。

やれやれ。
もう少し眠らせてくれよ。