Ingo Maurer “Light: Reaching for the Moon” インゴ・マウラー, 光の魔術師

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Ingo Maurerの展示をオペラシティで見てきた。
知らなかったのだがどこかで見たことある照明をはじめとした
プロダクトデザイナーのようだ。

興味深かったのは低電圧で電球を駆動する仕組みを開発し、
(着目し、かな。開発してるのかわからん)
これを使って2本のワイヤーをつるしてGNDと+を取り、20V程度?で
駆動するキットを売っている、という展示。
Tablogを読んでいたらヤ・ホ・ホだった。)

ワイヤーとワイヤー間にハロゲンランプを抵抗として接続すれば
小学校の理科の実験でもやったように、点灯して照明として
完成するので、ワイヤー間の照明のデザインは本当に自由に
行える。無数のデザインが示されていた。なるほど。

いいなあと思ったのはLED Table.
数層からなるガラスのテーブルなのだが
その中間層に白色のいわゆる1608LEDチップがちりばめられており、
これが光り、浮いているように見える。かなり近づいてみると0.01mmくらいの
ワイヤー(エナメル線かな)が接続されていて、導通されていることが
わかるのだがガラスにどうやって封じ込めているのかがよくわからない。
それに恐ろしく綺麗に半田付けされている。

中間層が全てアクリルか何かで満たされているのか、
それとも中空なのか。側面をさわると全てガラスに見えるし、
角度を変えてみてみても屈折率にそれほど大きな変化が見られないし、
気泡やチリなども確認できないので結局よく分からなかった。

不思議だ。あれは何かうまい方法で量産が可能なら応用でかなりかっこいい
AV製品が作れるのではと思われた。

表参道ヒルズにその帰りに寄ったら、展示されていた作品
(この場合製品か)がたくさん売られているがあって
展示では分からない実際の値段が分かって面白かった。
電球に羽が生えた有名なやつは5万円くらいだっただろうか。

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hhstyleで展示の日本語版オフィシャルカタログが売られていて若干中身が見られる。
INGO MAURER -Light- Reaching for the Moon